冷却水系薬剤濃度自動制御装置「オイルチェイサーIII」
冷却水系薬剤濃度自動制御装置
「オイルチェイサーIII」
冷却水系の水処理では腐食、スケール、スライムなどの障害を防止するために冷却水処理薬剤を添加して管理しています。通常、薬剤濃度の測定は冷却水を持ち 帰り分析しているため、プロセスの運転状況や冷凍機の熱負荷の変動など、冷却水系の運転変化にリアルタイムに対応することは難しく、その結果、薬剤の過少 注入あるいは過大注入となってしまい、障害の発生、エネルギーロスなどにつながり、冷却水系の運転に支障をきたすケースがあります。
オルガノは、このような問題を解決するため、冷却水系の薬剤濃度をリアルタイムで測定し、常に濃度を目標値に自動管理する「冷却水系薬剤濃度自動制御装置 オルチェイサーV」を提案します。
■ オルチェイサーIII とは?
■ オルチェイサーIII 導入事例
オルチェイサ−Vは無駄な薬剤使用量をカットします。
右図はある現場で、オルチェイサーVを導入したときの冷却水中の薬剤濃度の変化を表しています。
オルチェイサーV導入前の薬剤濃度は大きく振れており、目標濃度200ppmに対して約45%過剰に注入されています (平均290ppm)。
これに対して、オルチェイサーV導入後は薬剤濃度は目標値付近で安定しており (平均206ppm)、使用量が約30%削減されています。
■ オルチェイサーIII の設置
オルチェイサーVはコンパクトで設置が非常に簡単です。
・オルチェイサーVの大きさは
W350
×
H300
×
D
160
(
mm
)
と非常にコンパクト。
・設置方法はセンサーを冷却塔ピットに設置し、薬注ポンプの電源ケーブルをオルチェイサーVに接続するのみ。
・既存薬注設備にも設置可能。